大人の思春期・光ブログ

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【貧富の差・医療】命・余命という時間を金で買う時代①

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 参考文献:朝日新聞グローブ

薬の値段とは?

薬の値段はどうやって決まるのか?

無知な私は新薬開発までの開発費と会社の利益と原材料費を考慮して

為替が原因の価格差はあるのかもしれないがそれもそんなに大きな差はないと

思っていた。

でも違うらしい・・・日本とイギリスでは抗がん剤オプジーボの価格はまったく違う。

イギリスでは日本の半額以下なのだ。

同じ薬がこうも国によって値段が変わってしまうのはどんな仕組みなのか?

 

オプジーボとは?

今年二月に一気に日本での価格が半額に値下げされた抗がん剤

それでも100mg約365,000円という高額の薬だ。

 

小野薬品工業BMSが共同開発したバイオ医薬品

 がん細胞の表面たんぱく質と人体の免疫細胞のたんぱく質が結びつき免疫細胞の攻撃を防いでいる。オプジーボはがん細胞の表面たんぱく質よりも先に免疫細胞のたんぱく質と結びつき免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようにする。

 

・肺がんの場合投与した患者の約2割に効果があると言われている

 

なぜイギリスのオプジーボは安いのか?

まず、日本の場合は臨床実験で効果が確認された新薬は原則としてすべての公的医療での使用が認められる。そして価格も最終的には厚生労働省が決定する。

 

イギリスの場合は欧州医薬品庁(EMA)が新薬の承認後

まずは製薬会社が独自に表示価格を決める

英国立医療技術評価機構(NICE)の推奨がなければ事実上公的医療機関での使用が許可されない仕組みなのだ。

※費用対効果が公的医療での推奨基準を満たすか評価。満たされない場合企業が値下げなど提案。

【QALY】1QALY=完全な健康状態で1年間の余命が伸びることを示す

【NICEの推奨基準】従来薬と比較して新薬のコスト増が1QALYあたり2万~3万ポンド

(約280万円~420万円)以内であることとしている。

ただし末期がんなど余命が限られた患者の終末期医療は「5万ポンド(役700万円)」までゆるめている。

 

米製薬会社大手BMSとNICEの攻防

BMSは「1QALYあたり5万ポンド」というNICEの基準をクリアするため

既に2回オプジーボを日本の半額以下の価格から、さらに大幅値下げする提案をしている。

NICEの回答は「値下げを考慮しても1QALYあたりの追加費用は7万3500ポンドで推奨基準に満たない」というものだった。

 

長引く審査の影響でイギリスの肺がん患者の大半はいまだにプラジーボを使えていない。日本では既に2015年12月から使用が始まっている。

 

こうした背景

もちろん英国の公的医療が薬価にこだわる背景にあるのは財源問題。

英国の医療費の大半は税金なので国家予算で決められている。

つまり一人の患者の医療費が高額になればその分他の患者にまわる医療費は減るし

回らなくなる。

 

日本への影響

日本でも医療費は増加の一途をたどっているが、手厚い高額療養費制度があるため

高額な医療を受けても個人の負担は好きなく済むようになっている。

ということはもちろん財源を圧迫している。

 

政府は来年度から英国と同様にQALYなどの概念を導入して費用対効果の悪い薬は値下げする方針。

 

今の制度のまま保険制度があってほしいが人口減少に歯止めがきかない日本で

ますます若者が減り高齢者が増えていくことを考えると医療費削減は必須!

 

というよりも日本では患者1人に1年間に3500万円かかっていた薬代が

いきなり半額になったというその値下げっぷりにも驚くが

更にイギリスではその半額以下とは。。。。しっかりしろよ!日本政府!!

 

ってか薬の値段って!!どう決めてんだよ!!

なんでこんなに国によって同じ薬の価格差があるのに黙ってるんだよ、日本政府よ!

そこにまずびっくりしました。

庶民の方が費用対効果って常に考えているかもしれないですね。

 

財源問題と薬を待つ人

NICEは至極まっとうなことをしているとは思うし、薬の価格が交渉次第で

半額以下になるのも驚きですが審査の長期化や承認されないことで

薬を待つ人が待つ間に亡くなってしまうという事態にもなります。

 

コスト削減で本当は助けられるかもしれない薬があるけど手にできない患者も。

高くとも自費でバンバン買って使える金持ちはいいかもしれません。

なんとなくですがひしひしと国の財源問題から個人の財力差で今後受けれる

医療に差が広がっていく気配を感じます。

 

製薬会社の新薬開発のモチベーションが下がれば

もう新薬開発に膨大な費用を投じるよりも

「儲かる薬」だけに力を注ぐようになってしまうかもしれません。

 

いざという時の為に保険と貯金で備えておく必要がありますね。

まずは健康を維持することに意識を向けましょう!

健康に生きて電池がきれたようにパタっと活動停止したい私です。

 

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